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商品を見て頂いて有難うございます。
クレイアーチストのフェルメールです。長年、クレイフラワーを制作してきました。立体絵画は1990年から海外で学んでいた山川善作氏と、現在協力して立体絵画の制作と普及をしています。
立体絵画は耐久性の優れた樹脂粘土で整形した壁掛け絵画です。山並みや町並みの風景画、肖像画やスポーツ画や裸体画、花絵や置物絵画など、これらを立体絵画で作ると奥行感や実物感が出ます。

立体絵画がよく分かるように、山川氏の「平面アートと立体アートの違い」の簡単な考察の一部を以下に掲載して、ショップや作品の説明とさせていただきます。

立体アート(立体芸術)とは?
① 平面アートと立体アートの素材の違い
平面アートの描写の素材は、主に水彩か油、アクリル、色鉛筆など使って平面に描写します。一方、立体アートの素材はさまざまで、木材や石膏、漆喰や陶器、粘土や金属、ガラスやセラミックなど多岐で、これに描写の素材が加わります。このように立体アートは色々な素材を使い形を制作する芸術品で、素材には触感やぬくもりが出ます。

② 平面アートと立体アートの存在感の違い
彫刻や立体アートが平面アートと異なる大きな魅力は存在感にあります。例えば、平面アートの仏画より立体アートの仏像の方に人は祈願します。平面映像よりも3D視覚映像に存在感があります。人間の知人や有名人も平面の写真より、立体の実物に会う方が嬉しいです。平面絵画は必ず正面から見ます。立体絵画は斜め横からが立体感をよく感じられます。また真横からは感じだけではなく、立体の存在が分かり存在感が高まります。
立体アートは見るだけでなく、立体的な存在があるのでその存在感の雰囲気を感じる楽しみがあります。そのため立体絵画では、存在感の雰囲気を感じてもらうようなモチーフ(題材)を考え、それに必要なテーマ(伝えたいもの)やコンセプト(構想)を考えて、表現するツールをとらえなければなりません。でなければ、ただの立体の絵で終わります。
例えば、モチーフが富士の雪景色ならば、テーマは末広がる覆う白粘土の雪化粧。コンセプトは立体や背景との遠近感や尾根や谷の色合いを考え、ツールはどの角度からでも富士と分かる立体像の造形、など立体に感覚的な迫力をつけることが重要です。

③ 平面アートと立体アートの制作の違い
平面アートは、対象を正面から見て制作します。立体アートはいろいろな方向から鑑賞されるので、正面だけでなく色々な角度から見る必要があり、三次元的な視点で制作します。横から見る方が立体的に見えるので、正面だけでなく横からの視点も重視します。しかし立体の被写体は平面の倍以上の面積になり、横の仕上げが雑になりがちです。どこから見ても丁寧に仕上げることが重要です。
また平面絵画は美を表現するのに、詳細な描写力と細やかな絵付けの技術が必要です。一方立体絵画は、形を整形すれば絵付けは立体の形の線に沿って描写するので容易です。絵付けは単色で塗っても立体なので実物に近い色彩の変化や奥行きが表現されます。そして立体アートは立体であるがゆえに細かい整形は困難です。平面絵画のように筆一筋のような繊細な美しい描写は難しいです。ただ、色彩の技術がなくても、厚みや遠近、奥行きによる色彩で実物感が出ます。従って、平面絵画は描く作業が100%ですが、立体絵画は描く作業は20%以下で、組み立て整形するという作業が8割以上です。制作者の意識の対象が、表面の美か、造形の美なのかという違いがあります。絵を描く時と立体を作っている時で脳の働き部分も違うようです。どちらも指の作業ですが、平面アートは美を意識しながらの内側眼窩前頭皮質が働き、立体アートは造形を整える手全体の働きなので大脳(上頭頂後頭皮質など)がよく働くようです。立体アートは制作なので「ものづくり」の楽しさが高まります。

④ 平面アートと立体アートの鑑賞の違い
平面アートは詳細に描写でき、その繊細な色彩の美しさに画家が意図する受動的な鑑賞の楽しみを与えてくれます。一方立体アートは、作品そのものが空間に存在しているので、奥行きと厚みの存在感、素材のぬくもりと実物感があります。彫像など周りのどこからでもその存在感を鑑賞できます。
そして、屋内の部屋で鑑賞する平面絵画は必ず正面から眺めます。斜めになるとよく分かりませんし、斜めからは見ません。しかし立体絵画は部屋のどこからでも、その絵の存在感を感じとれます。正面からよりも斜め横から眺めるのがベストな鑑賞です。斜めからだと壁から浮き出た実像や凹凸で絵画の実物感と存在感を鑑賞できます。そして絵画や額縁の形が長方形でなく遠近で奥に狭く台形となり、立体実像も併せて斜めの遠近が自然と表現されます。これこそ「斜めから見る立体絵画の美の出現」という作品も出て来ます。また真横から眺めると絵画の厚みが分かるので立体の神髄を鑑賞できます。立体絵画は正面だけでなく部屋のどこからでも鑑賞できる絵画です。立体絵画を斜めや横から鑑賞して、突き出ていたりへこんでいたりそれも制作者の意図が分かります。その立体的な存在感を感じ全体を鑑賞してその空間ごと味わう、そこに制作者の意図と違った想像力が生まれ能動的に楽しむといった鑑賞ができます。
海外の仏教アートでは、壁を背にした仏像や浮彫壁画など多く作られました。壁から浮き出すことで作品の存在感や本物感が高まり神格性がより深まります。そこに見る側には能動的に色々な祈りが生まれます。
また一方、現代アートでは、写実ではなく造形の様相を表現する抽象画が多いです。これを立体絵画に表現すれば、より迫力と存在感が出て想像性を能動的に楽しむといった鑑賞ができるのではないでしょうか。

⑤西洋の立体アート
(1)シャドーアート:平面アートは、光がどの方向から対象物を照らしているか把握し、反対側に影を付ける光と影の描写で実物像に近づけます。本物に近づける描写にはかなりの鍛錬と技術が必要です。一方立体アートでは、紙の切り抜きを板などに貼り付けて装飾するデコパージュという技法が17世紀にフランスで生まれました。19世紀にはアメリカで、平面の絵柄を何枚も重ね合わせるシャドーアートとなりました。その立体の奥行きから発生する光と影の様相を楽しめます。プリントされた絵柄を使うので平面絵画のような描画や影の描写の技術がなくても制作できます。
(2)シャドーボックス:箱形の額縁の中の作品に生まれる影(シャドー)は見る角度によって色々な様相が出て楽しめます。
(3)舞台アート:創作テーマに合った背景を画板のキャンパスに描き、下の額縁を舞台にしたアートです。背景と離して人物や題材の対象物を舞台に置き、現実的な雰囲気で奥行きのある立体アートです。
(4)ポップアート:1950年から1960年代にかけてアメリカやイギリスで誕生しました。自由資本主義の生活の近代化と大量生産などにより、アートを消費文化や新しい日常生活に取り入れる活動が起こりました。商品広告や映像、衣装、書籍など生活環境に溶け込んだポップアートが生まれました。
その後1970年から1980年代にかけて、ポップアートに加えて、立体の素材や立体化した手法の3Dポップアートが生まれます。3Dの映像や広告、ファッションが進展する中で、新しい視覚感覚の提供が要求される必然的なアートの誕生でした。このようなポップアートを含めた現代アートは、1917年マルセルデュシャンが泉の表現に実物の小便器を使った立体アートが始まりと言われてます。
(5)レイヤー技法:複数の層を立体的に重ねて、また色を変えながら複雑に層を重ねる技法です。アートに奥行きや質感、視覚的な厚みを感じさせ、立体アートの魅力を惹きつけました。
(6)デコパージュ技法:デコパージュはフランス語で切り抜くという意味です。紙や布を切り抜いて接着剤で張り付けて、部材を重ねて立体感をもたせたアートです。特にジェームズ・リジィはこの手法で建物の絵やキャラクターなどを切り抜いて絵本のような楽しい都市風景や野外アートショーを立体的に表現しました。

⑥樹脂粘土の立体絵画
この様に西洋では立体アートは以前から色々な素材で行われていました。しかし、立体アートは樹脂粘土が作りやすく手直ししやすいです。油絵のような塗り重ねの重量感は不要で、盛った粘土に安価なアクリル絵の具でも、重量感が出て絵付けしやすく乾きも早く耐久性もあり経済的です。立体絵画の素材は、西洋にも日本にも無かった樹脂粘土が最適です(通販でGraceやLa Dollなどの粘土を使ってますが、100均の粘土でも構いません)。
       
以上です。有難うございました。

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